早起きするか遅くまで寝ているか、それが問題だ。
・フレスコ
有名なのに、これまでカスリとも触ったことがなかった。フレスコ画の修復作業をする職人たちの親方となり、より多く修復に貢献した人が勝利というゲーム。流れとしては、
1.勝利点が低い人から順番に起きる時間を決める。
早く起きれば、市場に早く行くことができ、顔料も欲しいものを買える。ただし、その分、顔料の値段が高くなり、また、早起きが辛いので、職人のテンションが下がる。早起きが続くとワーカーが逃げ出し、ワーカープレイスメントとしては致命的になりかねない。職人のテンションを上げるためには、劇場に連れていくなどの手間が必要。テンションが一定以上上がると、「オラもそこで働きたい」とばかりにワーカーが増えるという特典もある。
2.起きる順番が決まったら、どこにどれだけワーカーをつぎこむか、秘密裡に決める。
・顔料を買う数だけワーカーを置く。
・修復する枚数分ワーカーを置く。
・バイトに行くワーカーを置く(1コマにつき3金)。
・顔料を調合する(ワーカー1コマにつき2調合までできる)。
・劇場に連れていく(置いたワーカー分テンションが上がる)。
というのを一斉に行うので、重ゲの部類?であっても、ダウンタイムが少ない。あとは手番順にサクサクと処理していくだけ。修復したタイルを獲得したら裏返し(1タイルにつき1金)にして、次ラウンドからその分の収入をもらうことができます。
私は顔料ため込んで終盤に飛ばす作戦でいきましたが、金差で1点差負け。早いうちに修復して定期収入をもっともらえるようにしといた方がよかったんでしょうねー。その分バイトに行かなくて済みますし。2金で1点というのは、なかなか重いです。得点計算も、同じ得点のところには止まれない、後から来た方がその得点の前にいくか後ろにいくか決められる、というところが独特でした。
ともかく、修復前のフレスコ画が見えない段階から徐々に修復されていって、プレイ後には完成されたフレスコ画が……!というテーマ性に痺れました。プレイ手順もいちいち理にかなってるし。こういうゲームを午前中一発目にできると満足度高いですね。
昔は、どんなゲームを順にしていくか、フルコースに倣って考えたりしてましたが、最初からメインディッシュでいくのが、疲れたまってなくて良いのではないか。
・キュレット
自分の持っている手札、相手が出してきた手札を手掛かりに、場にある宝石の得点が何点であるかを推測し、「これだっ」という色の宝石を集めていくゲーム。カードは、色ごとに1.3.5.7が一つだけあり、もしも自分が黄色の7を手札に持っていたら、「あー、黄色の宝石を集めても7点にはならないな」と判断できる。軽いながら考えさせられるいいゲームですね。
・ハラダ
ちょっと7不思議的なドラフトゲー?人と干渉しあう部分がほぼなく、ソロプレイ感が強い。万遍なく達成していかないと勝てない感じ。
ソーシャルディスタンスな半オープンゲーム会
コロナで地元のゲーム会が開催できなくなって、半年以上。人数制限、体温測定、1ゲーム2時間以内、ゲーム終了後その都度テーブル消毒、一度プレイしたゲームは使用不可等の縛りを設けて久しぶりに開催されました(あ、その前にも一度開催はされてるのですが、その時はわたし、参加してませんでした)。今回の開催もだいぶ迷われたようです。オフラインでボードゲームするには一気に難しい時代になってしまいましたね。
しかし、正直なところ、わたし個人としては、ソーシャルディスタンスゲーム会、かなり快適でした。いやー、コロナ禍前は、昨今のボードゲームブーム?のせいか50人強でぎゅうぎゅうのゲーム会でしたから。
さて、今回プレイしたゲーム。
*エヴォリューション
動物を増やしたり、動物に特性をつけていく(上限3つまで。特性はラウンドごとにカードを破棄して変更可能)ことで、より多くの餌(それがすなわち得点)を獲得していくことを目指します。草食動物は湧いてくる植物を餌にできますが、肉食動物になった場合は他のプレイヤーの動物を餌にします。餌にされないように、自分の動物のサイズを大きくしたり、防御力の高いカードで身を守るということも重要です。餌が獲得できなかった動物は絶滅します……。
養う動物の個体数が増えていくのと、場に出る餌が枯渇していくので、後半は肉食動物に進化させていった方がいい感じです。
防御しまくりなわたしの動物ちゃんたち。カード数そのものは少ないものの、うまくコンボさせるというのもあるので、初プレイだと厳しいですねー。
*アズール シントラのステンドグラス
こちらは2回目。前回、全員マイナスがカンストしたので、ようし、マイナス気にせずガンガンいくぞーと思ったものの、意外とマイナス低く抑えられた。マイナスカンストしたのは一人だけでした。ちなみにわたしは青駒。グレーと同点で、同点の場合はマイナス多いほうが負けなので、やぱしマイナスは気にしたほうがいいという結論。
アズールシリーズは美しい。ただ、なんだかんだで無印アズールが結局は一番面白いのでは、と思ってます。
*ノヴァルナ
パッチワークシステムで、多人数でもできるパズルゲームという趣き。コンポーネント雰囲気ありますねぇ。
遺伝子を残したり、海賊の頭になったり雇われたりした日
久しぶりのリアルゲーム会。狭めの部屋、狭いテーブルでしたが、ゲーム会できること自体に感謝せねばならんね。来月から地元の定例会は再開されることが決まったものの、人数制限やらなんやら窮屈なことにはなりそう。
・家系図
昔やったなぁぁ!というゲーム。過去にしたことがあっても、1回か2回なので、それほど覚えているわけではないが、絵の味わいとテーマ性によって、思い出深い。結婚させないと始まらないんだけど、「この人、男?女?」みたいな(カーテンの色で分かります)。結婚させたあとできる子供は、両親両方から、一つ以上は遺伝子をもらっていなくてはならない(両親が持っていない遺伝子を持つ子供を持たせることはできない)。で、プレイヤーは秘密裡に自分の応援する遺伝子タイルを持っているわけです。その遺伝が途絶えないようにしつつ、なるべく後の世代になるほど得点が高くなるので、最後に「眼鏡」三つ遺伝子持った子が生まれたぁ、となるように持っていかなくてはならない。要は手札マネジメントなんですけど、引き運かなりあるので、まぁどうしようもないもんはどうしょうもないです。あと、最後に手札もってたら減点というのもおもしろポイントです。
・チケライNY
チケットトゥライドの簡略版。ずうっと同じ味のものを何時間も食べないですよ……という意味で、本物はあまりやる気がせず。15分とまではいかなくても30分くらい(体感時間)で終わる好ゲーム。やはり、日ごろからチケライ遊んでて、「分かってる」人がお強かったです。
・トーキョーサイドキック
パンデミック+ドミニオン+ヒーローキャラも成長するよー的な。いろいろ複雑なので、仲間キャラがどんな能力持っているかもあまりし把握ないまま進行。「え、あなたそんな能力持ってたの?」みたいな。それは途中から能力上がったというのもあるのでしょうけど。クリアならず。これはなかなか難しい。キャラも多いので予習して臨んだ方がよさそう。
・海賊組合
キター、最初どうしていいかわからんタイプのゲーム。自分の海賊コマと他プレイヤーの海賊コマを重ねていき、規定枚数以上になったら、船を襲撃できるようになって、お金と財宝を仲間と山分けできますよ、という内容。獲得した財宝は種類によって多さを競い、もっとも多く獲得しているプレイヤーに限り、財宝に書かれてある数字分のお金を受け取ることができる。仲間としてつれていった他プレイヤーにも分け前を払わなければならないというのがミソで、払わなければならない分け前は2から5、?(?は船によって「1」から「6」まで数字が変わる…ここ、かなり重要)まで。なるべく安く雇いたい、なるべく高く雇われたい、とにかく財宝が欲しいので頭になるぞーといった思惑が当然入り乱れますが、当然思惑どおりにはいかず。どうすれば勝てるのかなかなかわかりづらい。海賊コマ、よく見ると「2」のやつはいかにも下っ端のあんちゃん風で数字が大きくなるほど悪そうになってます。
それにしても、海賊組合、なんでよりによってこんな地味な画像しか撮ってないんだ。
テラフォーミングマーズを覚えるの巻
コロナでボドゲカフェが休店になる少し前のことなので、月日はちょっと遡る。やっとボドゲカフェにつきあってもらえるようなお友達もできたなぁと思っていた矢先のコロナ騒動で、結局気軽に誘うわけにもいかなくなり、またピンでボドゲカフェ訪問。
ボドゲカフェ、とても便利で良いものとは思いますが、基本お客さんが若くて、さらにグループだったりすると、それなりに勇気いるんですよねぇ。気持ちでゲームしたささが勝ると行きますが……。
ということで、若者グループと3ゲームしてきました。
まずは、時節柄、ということでパンデミック。
1時間も持たずに世界は滅んだ……。1つの感染症ですら、これだけ大変なのに、いちどきに4つも新しい感染症が発生したら、それは滅びますわ、と納得。
次にディクシット。
たった一人だけに通じて欲しい、わたしの思い、というゲーム。そこまでイヤじゃないけど、ハラハラするからイヤだな💦
そして本日のメインディッシュ、テラフォーミングマーズ。多種類のカード使うゲームなので、最初は分かりにくいけども、覚えてしまえば、割となんてことない。コマの処理がチマチマと面倒くさいのも、いい仕切り(あれはこのゲーム用の市販のものなのか)があって快適でした。とりあえず、ルール覚えたので、次本番?といきたい。
コロナ禍に生きるボードゲーマー
新型コロナウィルスによる自粛で、なかなかボドゲがしづらい世の中になってまいりました。近距離で発声するし、コンポーネントを触るし。近年のブームもあってか、地元の定例会などでは、びっくりするほど人が多い。ウィルス蔓延してくれ……といわんばかりの環境なので、今月はゲーム会中止、来月も中止だろうなーという感じです。まぁ、私が主催でも中止にするだろうと思います……。
……あぁ、ボドゲできないの??と思うと、強烈にしたくなるのが依存性患者のサガ。自宅でできたりする環境にある方が非常に羨ましい。なんだかんだで人にお願いしてゲーム会開いてもらいました。しかし、テーブル狭い。もひとつ考えてる会場もテーブル狭いので、小ぶりでも面白い(ある程度満腹になれる)ゲームを発掘していかなくては。
プレイしたゲーム
*5本のきゅうり
*宝石の煌めき
*コンコルディア(途中まで)
よくわからないままやってきた宝石の煌めき、少しは分かったかも⁈へぼい割に白熱して、以後の画像撮り損ねてしまった。
はてなグループ日記(うさぎとサンファン)からのインポート完了しました。
はてなダイアリーグループのサービスが終了し、そちらの日記はもう何年も手をつけていなかったとはいえ、「やはりゲームのプレイログは残していきたいよな…」と思うきっかけにはなった。読み返すと面白いし(まぁ恥ずかしいことばかりでもあるんだけど)、えっ、そんなゲームしてたんだ(今となっては謎ゲー)、と思い返すこともできる。
最近、テッド・チャンの『息吹』を読んで思ったこと。短編集なのだけれど、思想というかテーマに一貫しているものがあって、テッド・チャンの描く世界では、それが過去と未来であっても、並行世界であっても、行き来はできても干渉はできない。未来のわたし、過去のわたしに出会えても現実は変えられない。ただ、過去の自分や未来の自分に出会うことによって、現在に対する認識は深まるかもしれない……。
これって、ちょっと「日記を書く」という行為と似ているのではないか。過去日記を読めば、過去のわたしには会える。同じ人間だが、完全に同じなわけではない。現在の自分だっていたらない点が多々あるが、過去になるとなおさらひどい。逆にボードゲームに対して新鮮に喜びを感じていて、羨ましいなぁ、過去のわたし、と思ったりもする。
…で、テッド・チャンの小説から感じたように、記録をとっていくことによって、「現在に対する認識が深め」られたらいいなぁと。
新型コロナウィルス禍で、公的なゲーム会の予定もしばらくたちそうにないし、先行き不安な今日この頃ですけど、人生思い残すことのないように、たくさんボードゲームしていきたいなぁ!
重ゲをしたいという病
ボドゲ好きなみなさま、ときおり発作のように重たいゲームをしたくなりませんか。わたしはなります……。なかなかボドゲ仲間や遊ぶ場所に恵まれていないと、重ゲがしたいというせつない願い?もかなえられなかったりしますよねー。ということで、今日はちょっとだけ遠征してテラマラをしてきました。9時半インスト開始で得点計算が13時半。堂々の重ゲですね!
・テラマラ
・軍事力を強化する(軍事力が低いと、よその部族から襲撃を受けたり、置きたいところにワーカーが置けなかったりします)。
・川を下る(より下っていくと、ワーカーがひとつ多くもらえたり、獲得できるカードの数が増えたり、いいことがたくさんあります)。
・キャラバンをすすめる(寄り道していくとボーナスがもらえますし、最後まで登りきると得点にもなります)。
・カードを得るための資源を取りに行く。
・資源は原材料のままでは使えないことが多いので、職人を雇ったり、加工場に行く必要があります。
・カードは大事な得点源であるだけでなく、資源獲得や軍事、川、キャラバン等で効果を発動するものもある。
わーい、することたくさんだーー。とはいっても、見通しはたてやすいので、なにしていいか困るということはありません。川を下っていくと、カードの予約ができるようなっていて、これがけっこう重要。わたしはなかなか川を進められなかったので、「おおっと、欲しいカードがなくなってた!」ということが何度かありました。
この弁当箱、おかず入れすぎだろーっと思いつつも、あれこれつまむのがたいそう楽しい。そんなゲームでした。ちなみに最終得点91点で4人中3位。トップは110点くらいだったかな。早々に川くだりきった方の勝利でした。
初期段階で特殊能力がある状態でプレイしましたが、そちらの方が上級ルールらしいです。特殊能力アリの方が指針は立てやすいので、むしろ上級ルールから始めるべきかも。あと、スタピーになれる場もあるんですが、その場合、1番手はキャラバン、3番手は川、4番手は軍事力がそれぞれ上がります。2番手はなにもなし。泣ける……。
・パトリッイア
あれとこれとこれをたしたんですか……という外観がこってりしたゲームをした後だと、シャハトゲーらしいシンプルさに痺れます。美しい。シャハトはやはり、文学だ。…つうても、5pは多かった気がします。多いと感じるのは、あと4人分も誰がなにを取ったか覚えてられるかい、というのがありますね……。2人分なら覚えられるのかというと、それもどうかわかりませんが……。
あ、画像アップしてみると、完全に出し方間違ってることが発見できますね。黄色い陣営で赤コマが悲惨なことになってますが、あの赤は最後に出せるやつでした。シンプルなだけに、ちゃんと把握してないと爆死するパターン……。盤面見ただけで凹める。でも、好き……。
いつぶりにプレイしたか分からないドミニオン……。➕1アクションと、➕1購入の違いを忘れてました。ルネサンス盤面オススメセットだと、旗をとらないと➕1購入ができない。村人を買うと使い切りのアクションが貰えるなどの違いがあり。なにが強いのかまるで分からず、結局金プレイに走ってました。大魔女(通常の魔女よりお年を召している)の呪い攻撃でぐだぐだな展開に。とりあえず今日は金プレイが強かった。